津山市議会 > 2014-06-13 >
06月13日-06号

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  1. 津山市議会 2014-06-13
    06月13日-06号


    取得元: 津山市議会公式サイト
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    平成26年 6月定例会                             平成26年6月津山市議会定例会                議 事 日 程(第 6 号) 〇平成26年6月13日(金)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │        会  議  に  付  す  る  事  件       │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 〇議案質疑・一般質問                          ││     │   議案第1号~議案第14号(14件)                 ││ 第 1 │   報告第1号(1件)                         ││     │  (河本英敏議員末永弘之議員)                    ││     │ 〇委員会付託                              │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 議案第15号 工事請負契約について                   ││     │ 〇上程                                 ││ 第 2 │ 〇提案理由の説明                            ││     │ 〇質疑                                 ││     │ 〇委員会付託                              │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 請願第1号~請願第5号(5件)                     ││ 第 3 │ 〇一括上程                               ││     │ 〇委員会付託                              │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会                本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ                             │└───────────────────────────────────────────┘                                      津議第264号                                   平成26年6月13日   津 山 市 議 会 議 員 殿                       津山市議会総務文教委員長 森 岡 和 雄 印                         〃  厚 生 委 員 長 秋 久 憲 司 印                         〃  産 業 委 員 長 中 島 完 一 印                         〃  建設水道委員長 久 永 良 一 印                委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。                      記1. 日時及び場所  ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐  │ 月  日 │ 時  刻 │ 委  員  会  名 │  場       所  │  ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤  │      │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │  │ 6月16日 │   〃   │ 厚    生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │  │  (月)  │   〃   │ 産    業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │  │      │   〃   │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │  ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤  │      │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │  │ 6月17日 │   〃   │ 厚    生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │  │  (火)  │   〃   │ 産    業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │  │      │   〃   │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │  └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2. 案    件  付託議案及び閉会中継続調査事件                                     津議第265号                                  平成26年6月13日   津 山 市 議 会 議 員 殿                   津山市議会広報調査特別委員長  末 永 弘 之 印                    〃 議会活性化調査特別委員長 西 野 修 平 印              特 別 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。                      記1. 日時及び場所  ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐  │ 月  日 │ 時  刻 │ 委  員  会  名 │  場       所  │  ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤  │ 6月18日 │ 午前10時 │広報調査特別委員会   │ 第 3 委 員 会 室 │  │  (水)  │ 午前11時 │議会活性化調査特別委員会│ 第 3 委 員 会 室 │  └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2. 案    件  閉会中継続調査事件                             平成26年6月津山市議会定例会                                  平成26年6月13日               審  査  付  託  表  ┌───────┐  │総務文教委員会│  └───────┘議案第 1号 平成26年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第 3号 平成26年度津山市公共用地取得事業特別会計補正予算(第1次)議案第 7号 平成26年度津山市土地開発公社清算事業特別会計補正予算(第1次)議案第 8号 津山市執行機関の付属機関設置条例の一部を改正する条例のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第 9号 津山市地域づくり基金条例の一部を改正する条例議案第10号 津山市税賦課徴収条例等の一部を改正する条例議案第13号 津山市立学校給食センター条例の一部を改正する条例議案第15号 工事請負契約について(弥生小学校耐震改修建築工事)請願第 1号 日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める請願請願第 3号 「地方財政の充実・強化を求める意見書提出について」の請願請願第 4号 「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」採択についての請願  ┌───────┐  │厚 生 委 員 会│  └───────┘議案第 1号 平成26年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第 2号 平成26年度津山市国民健康保険特別会計補正予算(第1次)議案第 5号 平成26年度津山市介護保険特別会計補正予算(第1次)議案第 6号 平成26年度津山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1次)議案第 8号 津山市執行機関の付属機関設置条例の一部を改正する条例のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第11号 津山市地域包括支援センター包括的支援事業の実施に関する基準等を定める条例議案第12号 津山市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例報告第 1号 市長が専決処分した「平成25年度津山市国民健康保険特別会計補正予算(第3次)」について請願第 5号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願書  ┌───────┐  │産 業 委 員 会│  └───────┘議案第 1号 平成26年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち産業委員会の所管に属する事項議案第14号 財産の処分について請願第 2号 食料自給率の向上を最優先した「農政改革」を求める請願  ┌───────┐  │建設水道委員会│  └───────┘議案第 1号 平成26年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第 4号 平成26年度津山市下水道事業特別会計補正予算(第1次)議案第 8号 津山市執行機関の付属機関設置条例の一部を改正する条例のうち建設水道委員会の所管に属する事項           出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 ││   │  氏   名  │   │   │   │  氏   名  │   │   ││ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  1 │ 原   行 則 │ 出席 │   │ 15 │ 野 村 昌 平 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  2 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │   │ 16 │ 森 岡 和 雄 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  3 │ 村 田 隆 男 │ 〃 │   │ 17 │ 松 本 義 隆 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  4 │ 津 本 憲 一 │ 〃 │   │ 18 │ 近 藤 吉一郎 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  5 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │   │ 19 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  6 │ 山 田   誠 │ 〃 │ 遅参 │ 20 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  7 │ 安 東 伸 昭 │ 〃 │   │ 21 │ 川 端 恵美子 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  8 │ 中 島 完 一 │ 〃 │   │ 22 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  9 │ 田 口 慎一郎 │ 〃 │   │ 23 │ 西 野 修 平 │ 〃 │ 遅参 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 小 椋   多 │ 〃 │   │ 24 │ 木 下 健 二 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 神 田 栄 作 │ 〃 │   │ 25 │ 森 西 順 次 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 岡 安 謙 典 │ 〃 │   │ 26 │ 岡 田 康 弘 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 黒 見 節 子 │ 〃 │   │ 27 │ 久 永 良 一 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │   │ 28 │ 末 永 弘 之 │ 〃 │   │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───┘           説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長      │  宮 地 昭 範  │ 産業経済部参与 │  清 水 彰 朗  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  大 下 順 正  │ 都市建設部長  │  村 上 祐 二  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長     │  田 村 芳 倫  │ 地域振興部長  │  植 月   優  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 特別理事    │  常 藤 勘 治  │ 加茂支所長   │  原 田 幸 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部長    │  坂 手 宏 次  │ 阿波支所長   │  泉   信 彦  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  米 井 章 憲  │ 勝北支所長   │  岸 本 信 一  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部長    │  山 本 倫 史  │ 久米支所長   │  福 島 康 弘  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部参与   │  政 岡 大 介  │ 会計管理者   │  坂 本 達 彦  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ クリーンセンター│  上 田 輝 昭  │ 水道局長    │  原 田 博 史  ││ 建設事務所長  │           │         │           │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部長  │  井 上 純 輔  │ 学校教育部長  │  和 田 賢 二  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部参与 │  友 末 憲 良  │ 生涯学習部長  │  松 尾 全 人  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ こども保健部長 │  忠 政 堅 之  │ 総務部総務課長 │  森 上   譲  │├─────────┼───────────┼─────────┴───────────┘│ 産業経済部長  │  光 井 俊 之  │└─────────┴───────────┘           職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長      │  西 田 秀 之  │ 係長      │  山 崎   悟  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長      │  目 瀬 陽 介  │ 主任      │  美 若 辰 徳  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 係長      │  近 藤 基 恵  │ 主任      │  寺 坂 洋 一  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘   会議場所  津 山 市 議 会 議 場                                   午前10時00分 開議 ○議長(川端恵美子君)  おはようございます。 御着席を願います。 皆様方には連日御苦労さまでございます。 これより6月津山市議会定例会第6日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は26名であります。欠席届が山田議員から出ております。遅刻届が西野議員から出ております。 本日の議事日程は、お配りいたしておりますとおり3つの日程といたしております。 △日程第1  議案質疑・一般質問 ○議長(川端恵美子君)  これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き順次質問を許可いたします。 2番、河本英敏議員。 ◆2番(河本英敏君) 〔登壇〕 田植えが終わって、田畑の……。              〔「まだ終わってない」と呼ぶ者あり〕 ◆2番(河本英敏君)  終わってない方もあるようでありますが、特に勝北では2日が水抜きですから大変だろうというふうに思います。しかし、それなりに田畑の緑が梅雨の雨を受けて豊かに色づいてまいっております。 私のほうは田植えは終わったんですが、くたびれがまだ治っておりません。元気がありませんけれども、最終日の1番手ということでよろしくお願いをいたします。 今日の政治は、数が全て、数は正義、数は力とおごってはいないでしょうか。投票率の低さに見られる庶民の声などにどこ吹く風、そうした政治の風潮、結果責任は庶民にあるという考え方がその根底にはあるわけであります。これも真実であります。 宮地市長は、政治は全て市民のためにあると所信の中で述べておられます。ありがたい言葉であります。実行を望みたいところであります。 市民目線を大切に、心の通う信頼と責任の政治を目指し、1期4年間、長年の課題に真摯に取り組み、大きな課題に道筋をつけられた4年間でもありました。2期目に当たり、これまでの経験、実践から生まれた、ならぬことはならぬ、テレビでも流れましたけれども、そのかたいというか、思いを語られ、今回の選挙戦に当たってもこのことを前面に出され、自分の生き方を主張されました。公正で公平な市政を基本に、笑顔あふれる津山、これを実現していきたいとも述べておられます。 そこで、市長にお伺いをいたします。 さきの選挙は、市を二分した市長選挙、終わって早いもので5カ月。そのような中、一部の市民の皆さんから、市長は選挙にかかわって反目となった方々の話を持ち出しているというふうに言われる方のことを私は聞くことがあります。心当たりがあるでしょうか。 ともに津山の町、今日を、また将来を考えて選挙戦で戦った相手であります。そう私は信じます。選挙が終われば、津山のあすを元気にするために、ともに力を合わせ合える市民でありたいものです。よりよく市政運営を進めるためには、より多くの市民の皆さんから御意見をいただき、その上でお互いに協力し合う、また協力をいただくことが何よりも大切と私は考えます。 市長にお伺いをいたします。このことが宮地市長の言う心の通う公正で公平な市政を実現し、市政を実りあるものにすることができるのではないかというふうに私は思います。そのためには、より多くの市民と協力関係を築くことが何より大切と考えます。市長のお考えはどうでしょうか。 次に、シェイクアウト、私は横文字は、余り片仮名言葉は好きじゃないんですけれども、防災訓練にかかわって、シェイクアウト訓練ということが最近少しずつ全国的にも話題になっております。このことでありますが、このシェイクアウト、話によりますとこのシェイクアウトとは、6年前、アメリカのカリフォルニア州で始まった一つの地震防災訓練のことで、地震という前ぶれもなく襲ってくる災害に対して、いつでも、どこでも、それぞれの人が素早く3つの安全行動、その1つ、まず姿勢を低くし、その2、体を、頭を守る、その3、揺れがおさまるまで動かない、こうしたことを習慣づけて安全を確保する訓練だそうです。 このことについて、当局はどのように理解されておられるでしょうか。この訓練の効用についてどのようにお考えでしょうか。 続きまして、信頼の市政ということでありますが、中身は駅前の整備のことであります。平成26年度補正予算(第1次)の中に、中心市街地地区都市再生整備事業について、長い名前の事業があります。これは何をあらわしているのか。市民の皆さんが、これを読んだだけで理解はできないのではないかと私は思います。誰にもよくわかるように、事業の目的、またその内容をお答えください。 以上で登壇での質問を終わり、答弁によって自席から質問させていただきます。〔降壇〕 ○議長(川端恵美子君)  市長、登壇。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 おはようございます。 河本議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 公正で公平な市政のため、より多くの市民と協力関係を築くことが大切であるが、選挙戦を引きずっている部分があるのではないかという御指摘でございます。 実は、皆様方も御承知のとおり、選挙戦におきましては非常に厳しい、いろんな私に対する批判がございました。特に私がいかがなものかと思いますのは、高校出の市長に何ができるのか、このことを公然とマイクを持って言われた方がいらっしゃいます。そういった方に後に会いまして、私はそのことを実は事実確認をしたことがございます。そういう中で、本当に市民の皆様方がそういったことを、高校出であろうが大学出であろうが、そのことを期待しておるんかと、こういったことをお話をしたことがございます。そういったことが、恐らく選挙戦が終わっても宮地はこだわっとるんじゃないかと、こういうふうに言われておることではないかと、このように実は私は思っておるところでございます。 したがいまして、私は勝たせていただいたわけでございますから、そういった立場では選挙戦のことについてはもう触れるつもりは全くございませんし、触れるべきではない、このように思っておるところでございます。 御承知のように、選挙は誹謗中傷合戦ではございませんで、住民福祉の向上のための政策論争でなければならないものと、こういうような思いがございまして、市政は全て市民のためにある、このような信念のもとに、市民目線を大切にした公正、公平な、そしてまたならぬものはならぬと、このようにお訴えをしながら市民の負託をいただいたものと、このように思っておるところでございます。 私自身は常々言っておりますけれども、本当に謙虚な気持ちで初心に返って、市民の皆さん方と一緒に市政運営をさせていただくと、この姿勢を貫くつもりでございます。当然のことでございますけれども、選挙戦が終わりますとノーサイドでございますので、主義主張を超えて、皆様方との融和を図りながら、全ての市民のために全力で仕事をさせていただく、このように決意をいたしておるところでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(川端恵美子君)  総務部長。 ◎総務部長(坂手宏次君)  シェイクアウト訓練についてお答えをいたします。 シェイクアウト訓練は、先ほど議員さんから御紹介がありましたとおり、突如として私たちを襲う地震災害を想定した米国発祥の一斉行動訓練でございまして、地震発生時にまずみずからの身を守るために、日本でもかねてから教育現場で行ってまいりました、体勢を低くし、頭を守り、じっとするの3つの行動を、学校だけではなく企業や家庭、また外出先など社会生活全般の中で広く参加を呼びかけ、一斉に行うものでございます。 平時での訓練により習慣づけ、緊急時には素早くその行動をとり、自分の身を守る自助から共助へと、早期の社会復旧に向けた意識づけも含めた行動訓練と認識をいたしております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  中心市街地地区都市再生整備事業の目的と内容についてお答えいたします。 中心市街地地区都市再生整備事業は、主に商店街の中心部と津山駅を中心とした地区を対象に、地域の歴史、文化等の特性を生かして効率的な都市の再生を図ることを目的としており、3つの目標を掲げております。1点目は、多様な人々が日常的に集い、いつでもにぎわいが感じられる町とすること。2点目は、市民が暮らしやすいと感じられる町にするとともに、新たな雇用の場を創出し、中心市街地への転入を促進すること。3点目は、多くの市民の方々や観光客が津山の歴史、文化を気軽に感じ、楽しめる町とすることでございます。 主な事業といたしましては、津山駅北口広場整備、井口公園整備、アルネ南側の市道B257号線整備、まちなかシネマ実証実験などでございます。これらの事業は、市民の方々だけでなく、観光客など幅広い方々を対象として、中心市街地のまちづくりを進めているものでございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  ありがとうです。とりあえず最初に市長に、そういうことにこだわってないと、高校出が何ならと言われたと、簡単に言やあ私も高校出です。津山市を支えておる多くの方が、高校で卒業した方たちであります。そういう意味でいうと、高校出がだめなら津山はだめなんですよ、簡単に言うと。そういうふうな物の考え方は私も許せないというふうに思います。このことは共通しておるかなと、私も気がどちらかといえば余り長くないほうです。 そういう意味では、市長のお怒りもそうかなというふうに思いますけれども、いつまでもそういうことを言っておっても町のためにもならないし、ともにつくっていく町のことですから、ぜひ腹におさめて、そうした御意見を持っておられた方でも、市政運営のために必要なことはぜひ御意見を伺ったり、席を同じくして頑張っていただけたらというふうに思います。 そこで1つ、これにかかわって質問ですが、2期目4年間、11万市民の融和を図りながら、ならぬことはならぬとして市政運営を進める、この市長の思いを、市民の皆さんに改めてその決意と協力を御自身の言葉でお訴えをしていただきたい。そうすることで、お互いにこれまでのわだかまりを払拭して、お互いに頑張っていこうという雰囲気づくりに役立てていただければありがたいというふうに思います。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えをいたします。 先ほども御答弁を申し上げましたとおり、私の政治信条は市民目線の公平、公正な市政でございます。ならぬものはならぬと申し上げましたのは、こうした政治信条によるものでございます。私の政治信条を踏まえまして、心の通う信頼と責任の市政の実現に向け邁進をいたしますとともに、選挙戦を通じて私にいただいた御批判を含めまして、市民の皆様からお寄せいただきました意見には真摯に耳を傾ける、そして全ての市民の皆様方に市政運営に全身全霊を傾けてまいる所存でございます。 山積する行政課題に対しまして、笑顔あふれるふるさと津山を実現するために、市民の皆様方のさらなる御理解、そしてまた御協力をいただけるよう全力で努力をしてまいろうと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  市長、多分市民の皆さんにも少しは思いが伝わったんではないかというふうに思いますけれども、それにはこの意思を伝える、そのためには思い切って4つの成長戦略を掲げておられるわけですけれども、この中で最も自分が進めたいというふうなものを前向きに、市民に見える形で早急に決断をしてほしい、そして示してほしい。そうすることで、津山市民の皆さんに夢を持たせていただければありがたいということを申し上げときます。 さて、防災訓練についての再質でありますが、現在津山市は市民とかかわる、災害を中心に考えたときに、災害に備える取り組みはどのようなことを進めておられるのか。政治、行政として皆さんに再度訴えをしたり認識を改めていただくためにも、現状を説明していただけばありがたいというふうに思います。 ○議長(川端恵美子君)  総務部長。 ◎総務部長(坂手宏次君)  現在、市広報紙への防災対策の特集掲載のほか、消防・防災展、総合防災訓練、こども消防写生大会、防災フォーラム、地域へ出向いての出前講座等を通じまして、防災意識の啓発を図っているところでございます。 また、本年4月1日現在、自主防災組織の組織率86%となっておりますが、昨年度からは自主防災組織が活動を行う上で必要な防災資機材等の整備経費に対し、助成制度を創設し、地域での自主活動の促進を図っているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  いろんなことを啓発活動としておられる、実際に自主防災組織もかなり組織されたということでありますけれども、自主防災組織もなかなか具体的にどんなものを取り組んでいいかということが、その地域なりで悩んでおられるというのが私は実態ではないかというふうに思います。 そういう意味では、自主防災組織の皆さんにこうした運動がある、訓練がある、例えば町内の涼みとか町内の運動会とか、地域の何かの催しのときにちょっと5分、そういうものを取り入れていくというふうなことも、自主防災組織の皆さんがやりやすくて、費用も場所も全く関係なしにできるわけですから、そういう意味では生かしていただけたらなというふうに思います。 しかし、これまでのこともこれから継続的に、市民の皆さんの命と体、健康を守るために頑張ってやっていただきたいというふうに思います。 さて、再質問でありますけれども、このシェイクアウト訓練が、国内または県内での取り組みがわかれば、どういう状況なのかというのがわかれば、教えていただければありがたいと思います。 ○議長(川端恵美子君)  総務部長。 ◎総務部長(坂手宏次君)  岡山県内で自治体がシェイクアウト訓練を実施した実績はございません。国内では、今年度10を超える市区町村が実施を計画しているほか、都道府県単位で広域参加を呼びかけているところが、広島県、香川県ほか3自治体がある、このように聞いております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  県内でもないということですし、国内でもそう数が多くないというふうなことのようでありますけれども、私は先ほども申し上げましたように、特別大きな費用とか場所とか、組織立ったことでなくてもできるというこの訓練のあり方というか、災害に備える気持ちを育てるというか、そういう意味ではぜひ津山市も市民の皆さんに、防災組織の責任者の方たちにそうした意識を啓蒙していただいて、それぞれが取り組める、そうした思いを、考え方を持っていただけたらというふうに思います。 その先頭を切ってぜひ、いろいろとやっておられる、お忙しいとは思いますけれども、津山市としても職場で、まずは職場で、そしていろんなイベントの際にちょっと、3分あったらできますので、そういう取り組みをぜひ取り組んでほしい。そして、皆さんの防災意識、市民の皆さんの防災意識の向上に役立ててほしいということをぜひお願いしてみたいというふうに思います。 ○議長(川端恵美子君)  総務部長。 ◎総務部長(坂手宏次君)  御提案いただきましたシェイクアウト訓練は、訓練参加の報告をもとに数値化ができ、防災意識の目安の一つになること、また会場の収容人数を気にすることなく、多くの市民等の参加呼びかけができること等の利点がありまして、今後はまず他自治体での取り組み状況、そしてその効果などを研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  ありがとうございました。よくかみ砕いて考えていただければありがたいと思います。 この訓練は、私が思うに、突然襲う地震だけではなくて、どんな災害にも基本的には生かせる、防災意識を養うことができるんではないかというふうに思います。 昨今の子供たちは、私どもは池に張った、最近は池の上に水面に氷が張って、上がれるような氷が張ることはめったにありませんけれども、叱られながらでも竹を持って氷の上を歩いた覚えが私どもあります、叱られながらもね。最近の子供たちはそういうことは全くなしに、突然、道を歩くと同じような格好で歩く子供があります。そうかと思えば、大きなガラス戸があれば、それに直接ぶつかる子もおる。要は子供たちが自分の身を守るという、これはしつけといいますか、感覚が養われてない。 私は、これは最近の社会の風潮の一つだろうと思うんですが、安全は社会が守るものだと、守ってくれるもんだ、納税者を守るのは行政であり政治であるなんて思うとるわけです。確かにそのこと1面もありますけれども、みずからまず自分の危険は避ける、守るというのが、私は基本だろうと思います。 そういう点では、親の責任の重大さがあるだろうと。一番責任は、特に子供の安全とかというものは親が守る必要がある。そういう意味では、こういうシェイクアウトの基本的な考え方は、徹底していく必要がある。そのことが社会全体の安全意識を高めていくことにつながるんではないかというふうに思うわけです。 大半の人たちが、日本の社会、特に日本の社会という言い方をしてはどうかと思いますけれども、先進国になればなるほど、安全は当たり前。私は、安全は当たり前ではないというふうに思います。安全は、日ごろの訓練なり日ごろの備えがあって初めて安全であると。 そういう意味では、このシェイクアウト訓練というのは、皆さんの意識の変革をもたらせるという意味では、大切な取り組みであろうというふうに思っております。ぜひそのこともお考えの上で、前向きに考えていただければありがたいというふうに思います。 さて、市政の信頼についての再質問でありますけれども、目的や何をするかはお聞きしました。北口広場の整備について私は今回質問をさせていただくわけですけれども、現在この事業の対象地内で営業をし、生活をしてこられた皆さんの協力は得られておりつつあるんだろうとは思いますが、その状況はどうでしょうか。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  昨年度から用地買収に取りかかっておりまして、この5月末時点では、約80%の方々の同意をいただいておるという状況でございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  80%ということで、かなり進んでおるんだなとは思いますが、もともと何軒かが営業をしておられるだけで、かなりの戸数が留守というか、空き家状態であったということもあるんだろうと思います。 暗い、活気がない、食べるところもお茶を飲むところもない、寂れた、何とかしてほしいというのが、もう過去何年も前から叫ばれてきたことであります。地元の方は何とかしたいということをずっと言い続けて、結果としてこの事業が始まったというふうに思っております。 よくよく私は考えてほしいのは、寂れたと言われるこの町で、また駅前で、60年も70年も代々営業してこられた皆さんが、津山市が用地買収をお願いして駅前を整備するというこのことはわからんでもないんですけれども、補償はするので立ち退け、こういう言い方はしておられてはないとは思いますが、そうしたことが感じ取られるような事業の進め方、要は買収交渉のあり方というのは、このようなことをもしお一人でも受けとめておられるとすれば、私は残念なことだというふうに思うわけですけれども、そのようなことはないでしょうか。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  事業を進めるためには、地権者、権利者の方々の御協力が不可欠であることは十分認識いたしております。補償費の支払いをもって、その方々に対する支援等を終わらせるつもりはございません。地権者、権利者の方々が納得し、安心して移転していただけるよう、さまざまな方策をお示しできるよう努めているところでございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  ちょっと方向を変えて、にぎわいゾーンが東の端にあるわけでありますけれども、レイアウトを見ると、これはにぎわいゾーンという目的のとおり、その名のとおりだろうとは思うんですが、なぜこのにぎわいゾーンが東の端になったのかというのを教えてください。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  津山駅周辺整備計画を策定する上で、津山駅利用者にアンケートを行うとともに、地元の皆様との協議を行った結果、にぎわいを感じられる施設を誘致するという要望が多く寄せられました。これらの要望や津山駅北口広場の交通結節点としての機能整備などを総合的に検討したレイアウト案をまとめ、パブリックコメントを行って、にぎわいゾーンの位置を決定したものでございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  いろいろ手数は踏んだというお話でありますけれども、私どももいろんな御意見をいただいたりしております。私どもが聞く聞き方と皆さん方がお話を聞かれる、立場の違い、思いの違いがあるわけですから、おのずとその内容には差はあるとは思いますけれども、まあ長年そこで商売を一生懸命、寂れる中やってこられた方が、じゃあどこへ行けばいいのか、駅前を離れたくない、何とかここで営業を続けていきたいという方もあるはずなんです。そうした方々の思いを、会合も開いて意見も聞いた、そしてパブリックコメント、つまり市民の皆さんの意見も、それから、要は公開して聞いた、御意見を聞いたんで文句はなかろうとはおっしゃっておられませんけれども、そういう感覚で物事が進んでいっていいのかな。 再開発事業でいえば、同じ整備といえども開発事業であります。そういう意味でいうと、アルネで大失敗して、丸投げをしたとは言いませんけれども、しまいには丸抱えさせられたわけでありますけれども、あの反省が生かされていないと私は思います。つまり、そこで一生懸命頑張っていこうという人たちの声が十分生かされていない、聞いていない、そういうふうに私は感じております。 そういう点で、このにぎわいゾーンの位置が、駅の改札口から100メートル以上離れとると思います。果たして駅の利用者が皆さんわざわざあそこを目指して、東の端を目指して歩かれるかどうかという、そういう思いがあるわけです。そのあたりについてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  駅周辺整備は、駅から駅前商店街を経由し、今津屋橋に至るルートを歩行者の動線となるよう位置づけており、その動線上ににぎわいゾーンを計画しているため、訪れていただけるものと期待しておるところでございます。 また、駅北口広場の東部には高速バス乗り場を計画しており、JR利用者とあわせて、にぎわいゾーンを訪れていただけるものと思っております。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  思われるのは勝手ですけれども、それは結構なんですけれども、水や物なら、時に方向を変えるのはできます。しかし、人間の心というのは、そう簡単には変えられないというのが現実なんですよ。水でも、人が工作物、構築物をつくって変えるんであって、人間の心は少々物をつくったからといって、よほどの魅力があったり、よほどそこしか通れないということになれば、やむを得ず回るとは思いますけれども、私は少しその辺のとり方の違いがあるんではないかなというふうに思うわけであります。 観光案内所もあのゾーンの一番南側に入るというようなレイアウトなんですが、果たして地方、他の地方から、津山以外から来られた方で、観光案内所はどこでしょうかといって、駅の前で改札を出てあちこち顔をくるくる回して、頭を、そしてあちらですよといって案内してくださりゃええですけれども、あそこまで行くまでには、雨でも風でも吹きょったら、降ったり風が吹きょったら、なかなか足が遠のくんではないかというふうに思うんですが、そのことについてどう思われますか。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  先ほども申しましたが、歩行者の方は動線のルート上にある、それから高速バスのほうの発着場もその近辺になる、それから先ほどから今のイメージで多分思われていると思いますが、でき上がりましたら全てが一面となります。ただ、今限られたスペース、東西方向に長いという限られたスペースの中で計画を入れたということでございますので、その点については心苦しいところはございます。 以上です。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  部長の言われるように、私どもはそういう図面とか何かについては、先ほどの話で高校出ですからよくわからんところもあります。ただ、人の気持ちという点ではわかっておるつもりであります。人の気持ち、つまり人がどんなことを考えるか、物事に当たったときに。冷静に考える人もあれば、とっさに物事を判断する人もありますように。 そういうことからすると、遠くから来られた方が、津山に来られて、ああ、おりて、駅舎の前はきれいになったなと、さてこれからお城山や城東や城西に行ってみようかと、史跡を回ってみたいなと思ったときに、東の端まで、誰も案内してくれなんだら探さにゃならん。案内板は立てられるとは思いますよ。しかし、このことで来られた皆様方におもてなしの気持ちが伝わるとお考えかなという、ちょっと残念な気持ちがあるんですが。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 おもてなしの気持ちが伝えられる駅北口広場とするため、「おもてなしの心が見える「10万都市“津山”にふさわしい玄関口」をめざして」というキャッチフレーズを掲げて、城下町風のデザインやユニバーサルデザインによる整備を行ってまいります。 しかしながら、このような市のハード整備だけで、おもてなしの気持ちが伝わるものとは考えておりません。観光客の方などがゆとりを持って過ごせる場となるにぎわいゾーンに出店していただければ、よりおもてなしの気持ちが伝わるものと考えております。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  あそこで、にぎわいゾーンですね、現在のレイアウト上に描かれておるにぎわいゾーン、果たして駐車場をどこに確保するか、営業される方がですよ。信号というか横断歩道を渡ってお客さんが来られにゃいけんし、またバスや汽車で来られた方がそこを利用するという考え方のようでありますけれども、私は汽車の本数、利用者の実態、年齢層とか、層ですね、簡単に言えば。学生を中心、お年寄りを中心、そういう方たちが私は多いんではないかというふうに思うわけです。旅行者の方はある程度バスの方は、長距離バスの関係は旅行者の方もあろうかと思いますけれども、過去と比べると相当そういう意味では客層が変化をしておる。 そういう人たちを相手に御商売をされる、それを補っておるのが昔からのお客さん、昔からのなじみのお客さんがやっぱし駅前でも利用されている方があるわけですよ。そういう方たちを取り込めるような配置に私はなってないというふうに思っておるわけです。その辺を私は考えてほしいなと。 じゃあ、何ぼ言うてもその辺は、役所ですから前へ行くといったら前しか見えとらんのでそれでいいんですが、次に、時間も4分しかありませんので、前に進めていきます。 駅舎の一部であった、駅の一部に、北側から正面を見たときに、左手にプレハブの会議棟というものがあったというふうに聞いとんですし、あるわけです。この駅舎の東側に、レイアウトの中に、その跡と思われるところにかなり広いスペースがあるんですが、ここにできることなら観光案内所、すぐですから、改札から出て、そういう場所に置くことはできんのかなと、せめてそのぐらいのことはできんのかなという私は考えるんですが、どのように考えられますか。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 北口広場整備後の2期工事としまして、南北自由通路の設置予定という場所になっております。したがいまして、そこに観光案内所を設置することはできないということでございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  まことに申しわけありません。9番目の質問を先に言いました。 再質問の9番目なんですが、あのね、その事業は、2期目の工事というのはいつやられるんですか、ちょっとお尋ねしたいんです。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  1期工事は28年度の予定でございますので、今のところ順調に進めば、29年からということになります。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  要は、29年と言われたですね。29年ならそれでええんですが、私は観光案内所っていうようなものは、ちょこちょこいろんなところへ行かせていただくと、最近はプレハブでも決して負けるような、普通のお店のつくり、あとの表のつくりを少しつつけば負けないようなプレハブが、しっかりしたんが今あるわけですよ。そういうものでもその間だけでも、私は近いところに置くべきじゃないかなというふうに思うわけですよ。そうしないと、先ほど言うたように、雨の降りょうるさなかにあそこまで歩けというほうが、私は無理だろうと。タクシーに乗って行ってしまいますよ、そこから。 それはまあいいとして、よう考えてみてください。 ところで、広域バスセンターが今あるわけですけれども、利用されとるわけですけれども、駅の北口広場が完成しますとそこへ移ることになりますね。この跡地の利用についてはどのようにお考えかなというふうに思うわけです。この跡地は、私はにぎわいゾーンを配置することが私はいいんじゃないかな、駅前を元気にするためにもそういう活用の方法が必要じゃないかというふうに考えます。 職員の皆さんは、これは広域事務組合のもので、なかなか私らのもんでないんでといって、時にお話の中ではおっしゃられるわけですけど、その責任者も津山市長だろうと私は思います。そういう意味では、全体の元気になる、駅前が元気になる、そうしたことを考えたら、総合的に考える必要があるんではないかというふうに思いますが、どうですか。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 津山駅前に位置し、まとまった広さを有する貴重な土地であるため、有効な跡地活用策を検討することが重要であると認識いたしております。駅周辺の機能に有効な活用方針を、所有者である広域事務組合と協議をしていきたいと考えております。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  あと1分しかないんで急ぎますが、駅前の交番も移動せにゃいけんように思うんですが、どこに移転をされるんでしょうか。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 広域バスセンターの一部に移転することで、現在調整をいたしているところでございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  勝手についたら先決めとんですね、大体、こういうふうに行こうやというのは。自分らの都合のええことはすると、自分たちの都合の悪いことは、都合の悪いとは言いませんけれども、考えの及ばないというか、配慮が足りないと私は申し上げますけれども、そういうことができるわけですよ、皆さん方からすれば。そのことを、こんなことを嫌みを言よったなというふうにとっていただきゃいいんですけれども。 11番のことなんですが、今井橋から今津屋橋の間、国道53号線の拡幅工事が進められていますけれども、川南郵便局が移転になるだろうというふうに思いますけれども、川南郵便局が広域バスセンターに移転されるように私は努力してほしいと、そうすることで利便性が増すんではないかというふうに思うんですが、お考えはどうでしょう。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  にぎわいゾーンに公的施設である郵便局が立地していただければ、利便性は高まるものと思います。しかしながら、先ほど言われました広域バスセンターというよりは、先ほど言いましたにぎわいゾーンのほうへ行っていただくという意味でお答えをいたしましたが、そこのにぎわいゾーンにつきましては、駅周辺整備により移転となる方を優先的に協議をするということにしておりますので、国道のほうの工事の関係というのは、どうしてもその次になるということでございます。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  どちらも移動してそこへ配置されたとしても、実現したとしても、私はまだまだ広域バスセンターの跡地はにぎわいゾーンの機能を移すことができるんじゃないかというふうに思うわけです。そうすれば、今の公社が管理しております駐車場も少しでも残すことができますし、より移転者の方々にそういう意味の提案はできんのかなというふうに思いますけれども、どうですか。 ○議長(川端恵美子君)  河本議員、時間が来ておりますから。 都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 先ほどから申し上げておりますように、現在計画しておりますにぎわいゾーンは、歩行者の動線上にあるということでございますので、そこの場所へ極力出店していただけるよう協議を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(川端恵美子君)  2番、河本議員。 ◆2番(河本英敏君)  最後にします。市長、信頼と責任の市政という視点から市長にお伺いします。 アルネを核として進められた中心市街地の再開発事業、これは過去の市政にない大失敗に終わったわけです。その借金払いで、津山市民うずいておるわけですよね、市政に、財政的にも。このことを忘れちゃならんと私は思うんですが、行政の言うこと、すること、そのことに温かさが感じられない、そのこと。今のその場で、駅前で生活をしておられる皆さん、その生活への十分な配慮が感じられないというようなことでは、私は信頼という言葉に値しないというふうに思うわけであります。 北口広場の整備として、にぎわいゾーンについていろんな質問をしたんですけれども、どうしたらこれまでの……。 ○議長(川端恵美子君)  簡潔にまとめてください。 ◆2番(河本英敏君)  はい。これまで駅前で頑張って商いを続けてこられたお店の一軒でも、一人でも、駅前で商いができるかどうか考えてあげることが、私はにぎわいに通じるんではないかと、それが行政の大切な仕事ではないかというふうに思うわけですが、いかがでしょうか。市民でありますし、納税者であります。そのことも含めてお答えください。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えをいたします。 私は1期目の市長就任後に、多くの市民の方々から駅の周辺のにぎわい、活力を取り戻してほしいと、こういう御意見を多数いただいたところでございます。そこで、長年進まなかった津山駅周辺整備に着手をいたしたところでございます。 本整備につきましては、中心市街地の再開発のようにしてはならないという思いから、市民目線に立ち、個人負担を伴う土地区画整理方式とせず、直接買収という方式で事業に着手したところでございます。 特に、この北口広場整備によりまして移転となる方々に、私自身が直接足を運ぶ、そして不安や不利益が少なくなるように、誠意を持って膝を交えての話し合いをすることが必要ではないか。特に、今日までいろいろと進めてまいりましたけれども、いろんな批判があるのも私も重々承知をいたしておりますから、私自身も本当にこういった状況を何とか打ち破るために汗をかかなければならんと、このような形で事業に取り組むと、こういうふうに思っておるところでございます。 さらに、北口広場の整備によりまして、駅周辺の地域が一体的に長期にわたりにぎわうよう、広域バスセンターの跡地を含めまして有効な活用策を模索をしたいというふうに思います。さまざまな制約がございますけれども、その中で可能な限りの支援策を検討して事業を進めてまいろうと、このように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  以上で2番、河本英敏議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 28番、末永弘之議員。 ◆28番(末永弘之君) 〔登壇〕 質問通告に基づいて順次質問します。再質問からは一問一答で行いますから、よろしくお願いいたします。 まず、市長所信にあります、ならぬことはならぬの理念を生かす政治という点でお聞きします。 広戸池新設工事での長谷生コン利用実績は、きょうの段階ではどのようになっていますかお聞きします。 ときわ園にも利用されていますが、その実態を教えてください。 これらは3月議会の質問の結果です。ことしになって新たに利用が決められたものがあれば、工事名など教えてください。 私が3月議会で質問した直後、3月26日に、現在の生コン組合に対して公正取引委員会が、新しい生コン会社、非組合員と取引をするなという圧力をかけたという疑いで立入調査などが入りました。生コン業界は大変な事態に立ち至っていると思われますが、この立入検査のその後のありようがわかれば、答えていただきたいと思います。 この事件は、長谷生コンのことを取り上げた私の質問の裏表のような感じで、少々気になっておるところであります。 この問題でもう一点、3月議会から指摘をしていますが、どうもすっきりしてないことです。地方自治法92条の2、議員の兼業条項との関係ですが、この条項は直接の請負契約の会社の役員に対する禁止事項だと言われていますが、請負とは何かという解釈論の中では、本来の意味での請負のみならず、広く業務として行われる経済的ないし営業的な取引契約を全て含むとされている、こう思っております。この請負という意味を含めて考えれば、議員の兼業規定に反する行為ではないかと思いますが、見解をお尋ねします。 もう一点、ならぬことでお聞きします。 3年前の平成23年5月31日に、岡山県が障害者サービス事業者としての許可を取り消すことが同年6月議会で報告がありました。この事件は、NPO法人みまさか、代表者神田栄作氏に対する許可取り消しですが、その原因は、旧ふれんず、代表者、これも神田栄作氏ですけれども、平成21年度分29万円など、障害者自立支援給付費国庫負担金と岡山県自立支援費等負担金15万円など、総合計154万280円、当時津山市が障害者自立支援給付費の不正請求にかかわる返還命令を出して津山に歳入するとされた事件です。 この支払いはどのようになっておりますか、当時のNPOみまさか、ふれんず北園についてきっちりと支払っておりますか、答えていただきたい。 次に、先ほど答弁、質問ありました津山駅周辺整備事業と公共用地取得事業の特別会計についてお聞きします。 今、津山駅周辺整備に関係して、1つは津山駅北口広場の整備として測量が終わり、一部土地買収に入り、関係する権利者との話し合いが行われていると思います。一方、国道53号のほうは、自転車・歩道拡幅工事として基本設計が終わり、これから個々の商店や家屋の調査、補償費などの試算が行われるという段階に来ています。この点で、長年の津山駅周辺の整備が叫ばれながら、一向に前行きがしなかった過去を思えば、津山駅前の整備事業が実現へ向けて動いているのを実感しております。 今議会に一般会計補正予算で、津山駅周辺整備事業8億8,340万円が予算化されております。そして、公共用地取得事業特別会計が8億2,490万円予算化されております。これは、平成4年当時の国鉄清算事業団から津山市が先行取得しましたけれども、そのときに公共用地取得事業特別会計として6億3,130万3,000円で購入したものと関係していると思いますが、少し複雑です。どうなっているか答えてください。 続いて、米軍機低空飛行と市民の安全な暮らしを守るということでお聞きします。 2011年3月2日に津山市の上空を米軍機Fファントムが2機低空飛行をして、結果、多くの市民に地震か戦争かとまで思わせる衝撃音を起こし、上田邑では、多少古いとはいえ土蔵が崩壊、母屋がゆがむという事件でした。 この事件について、防衛省は、当初はアメリカの訓練中の出来事、低空飛行以外に原因は見つからないと、日米協定に基づいて損害賠償請求をしてほしいと被害者と私の2人だけを前にして言いました。しかしその後、アメリカと協議したら、米軍機は航空法、日米協定どおりの飛行をしていた、低空飛行ではない、因果関係は認められないと言われて、今度は被害者に対して、日本政府としてはアメリカの言うがままに被害者にアメリカの言い分を伝えるだけということになってしまい、日本政府として見舞金を出すというふうに変化しました。 そして、ことしの2月6日に参議院予算委員会で仁比聡平議員が小野寺防衛大臣に対して論議をしまして、損害賠償がよいか見舞金がよいか、被害者救済を基本として再検討する、飛行についての高低は専門家での論議をしてもらうという答弁をしました。ところが防衛省は、その後何にもしない、アメリカと話し合う意思すらないという態度を示しております。 そこで市長に質問ですが、津山市と教育委員会が土蔵倒壊などの実態調査を幼稚園、小学校などで行い、目撃者の意見なども聞いております。子供や先生、市民は、物すごい音がした、頭の上を通った、50メートル前後、30メートルという意見もあります。この市民の目撃証言、津山市の調査結果とアメリカ、防衛省の言い分は全く違っているわけです。アメリカの言うとおりだとすると、市民がうそをついているということになります。それでは市民の財産、命、安全を預かる市長としてもたまらない事態です。市民の目撃証言を含めてこの間違いを正してもらわないと困るわけです。どう思われますか。もう一度岡山県及び防衛省に直接出向いて、被害者の救済を基本としたことが求められないかどうかお尋ねして、登壇での質問を終わります。〔降壇〕 ○議長(川端恵美子君)  市長、登壇。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 末永議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 私からは、米軍の低空飛行の御質問についてお答えをいたしたいと思います。 実は、私は平成23年3月2日の事件発生を受けまして、そして現場に足を運ばさせていただいたわけでございます。私は前から言っておりますように、現場を見まして、全く専門家じゃないんですけれども、ちょうど崩壊をした土蔵の東側に大きな木がございました。それも1本じゃなしに、ずっと六、七本でしょうか、ずっとつながってありました。その米軍が低空飛行したために、この風圧によってそれが大きく揺れたと、そのことによって私は倒れたんじゃないかなという、実は今でもそういう気持ちを持っております。 そういうようなことでございまして、この件につきましては一刻も早い解決を願いまして、国あるいはまた防衛省に対しまして、米軍機の低空飛行、そして土蔵崩壊の因果関係の調査、因果関係があった場合、被害者の救護の申し入れを行ってまいったところでございます。 また、お尋ねの中にございましたが、市内の教育施設を対象にした調査結果につきましても、いち早く岡山県、また防衛省に対し提出をいたしておるところでございます。 事件発生から既に3年3カ月余りが経過をいたしております。問題解決に至らない中で、被害者及び関係者の方々の御苦労ははかり知れないものと、このように感じておるところでございます。 現在防衛省は、土蔵崩壊と低空飛行の因果関係につきまして、ないとは明確に言いがたく、蓋然性が高いとの認識で米軍と協議を行ったということをお聞きしておりますけれども、米軍は日米合同委員会合意に従った飛行であり、その因果関係については十分な立証がなされていないとしたことから、国は被害者に対しまして見舞金の検討をしていると、このように聞いております。 私も、補償手続に当たりましては当事者主義をとりながらも、機会を通じ被害者に対し十分な説明と適切な対応を求めているところでございまして、先日も被害者の方々との面談の機会をいただきました。その後、改めて防衛省中国四国防衛局長に書面にて強く要請を行ったところでございます。 なお、このことにつきまして、低空飛行の件につきましては、実は全国市長会中国支部の中でも、山陰、いわゆる島根のほうから出ております。先般も全国市長会で、この低空飛行の問題につきましては国に対して抗議をしておると、こういうことでございます。 大変おかしなといいますか、不可解な事件でございまして、私自身は一刻も早くやっぱりこうした問題は解決しなければならんと、そのために私自身は、津山市内で起こった事案でございますから、やはり市民の安心・安全、そのことを優先して物事を考えていかにゃならんなと、こういうふうに実は思っておるところでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(川端恵美子君)  財政部長。 ◎財政部長(山本倫史君)  私から、6つの質問にお答えいたします。 まず、生コンに関する質問に5点、順次お答えいたします。 1点目、広戸池新設工事の長谷生コンの使用状況でございますが、今月から使用を開始いたしまして、これまでの実績は270立方メートルで、工事完了までに合計1,947立方メートル使用する予定でございます。 2点目、ときわ園新築工事の長谷生コンの使用につきましては、5月末の時点で4,195立方メートル使用しており、今後残工事で130立方メートル使用する予定です。 3点目、今年度新たに使用する工事といたしましては、今のところ新野山形汚水枝線埋設工事で4.5立方メートル使用する予定でございます。 4点目ですが、公正取引委員会の立入調査についてです。公正取引委員会に問い合わせたところ、調査に関することについては一切答えられないということでございますので、御理解いただきたいと思います。 5点目です。地方自治法92条の2、議員の兼職規定についてでございますが、判例では地方自治法92条の2の請負とは、民法所定の請負のみならず、営業として地方公共団体に対して物件、労力などを供給することを目的としてなされる契約を全て含むものとされておりますが、一方で行政実例では、下請負は請負に含まれないとされております。したがいまして、本市発注の工事を受注した業者がこの会社から生コンを購入するという事実があったとしても、本市とこの会社との間に直接の取引関係がない以上、下請負は請負に含まれないという行政実例の考え方に基づきますと、地方自治法92条の2に抵触するとは言えないと解しております。 最後に、一般会計の津山駅周辺整備事業予算と公共用地取得事業特別会計予算についての質問ですが、市は平成4年に国鉄清算事業団から、現在の津山駅前駐車場用地4,536平方メートルを津山駅周辺整備予定地として、公共用地取得事業特別会計で先行取得しておりました。 このときの取得金額は、鑑定料54万6,000円を含めて約6億3,130万円でしたが、この際に財源として起債を6億3,070万円を借り入れておりました。この起債については、平成15年に償還を完了しておりますが、償還にかかった利子が約1億9,340万円でしたので、公共用地取得事業特別会計では、当該用地の取得について、当初の取得金額と起債の利子を合わせた8億2,470万円が取得に要した費用ということになります。 この用地については、平成4年の取得後、津山駅周辺整備事業が具体化しなかったことから、現在まで駅前駐車場として暫定利用しておりましたが、津山駅北口広場として事業化することとなったことから、今回の補正で公共用地取得事業特別会計が取得に要した費用をもって、一般会計が買い戻すこととしております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  障害福祉サービス事業者として取り消しを受けたふれんず北園の不正請求にかかわる返還金についてお答えをいたします。 本市では、取り消し処分となった事業所を運営しておりましたNPO法人に対して返還命令を行っております。返還計画の期間は経過をしておりますけれども、現在も返還中でございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  まず、駅前から再質問しますが、国鉄清算事業団から津山市が購入して、どういう形で都市整備公社の管理になったんですか、答えてください。 ○議長(川端恵美子君)  財政部長。 ◎財政部長(山本倫史君)  当該用地につきましては、津山駅周辺整備事業用地として、平成4年に国鉄清算事業団から公共用地取得事業特別会計で先行取得しておりました。具体的な事業が進まなかったことから、現在まで特別会計で保有しております。この間、当該用地を津山駅前駐車場用地として、都市整備公社へ管理委託して暫定利用しておりました。ここで当該用地について、津山駅北口広場整備事業として事業着手することとなったことから、一般会計で買い戻すものでございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  津山駅周辺整備事業の用地として一般会計から繰り入れて、特別会計で支払った。この合計が8億2,409万8,000円と思えばいいんですか。 ○議長(川端恵美子君)  財政部長。 ◎財政部長(山本倫史君)  公共用地取得事業特別会計には起債を償還する財源がありませんでしたので、その全額を一般会計から繰り入れて起債償還を行いました。この一般会計から特別会計への繰入金の合計が、御指摘のとおりの8億2,409万8,000円となっております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  ちょっと時間が気になりますから4番目に行きますけれども、この駐車場の整理に当たって、駅周辺整備事業となるものだと思いますが、国の交付金が駅周辺整備事業にあると思いますが、どういう交付金か、幾らか教えてください。 ○議長(川端恵美子君)  財政部長。 ◎財政部長(山本倫史君)  今回の一般会計での買い戻しに当たっては、国の社会資本整備総合交付金6,200万円、合併特例債4億5,300万円を充当する予定にしております。合併特例債は、元利償還金についての交付税措置が70%ありますので、これまで市の一般財源から支出していた約8億2,500万円について、交付金と合併特例債を合わせて約3億8,000万円を国の財源に振りかえることができるという財政的なメリットがあるというふうに考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  多少理屈がわかってきたんですが、要するに駐車場として利用するわけではないと、もともとは。そういうふうに思っておりますが、もう一つは、駐車場の収入なども津山にはあったんじゃないかという理解だけです。 そして、予算とは直接関係ありませんが、河本議員とダブるところは極力整理しますが、駅周辺整備事業の質問に移りますが、駅北口広場の整備事業の現状はどうなっておるかお答えください。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 本年3月末で物件調査や実施設計を完了し、用地買収を進めるとともに、現在工事発注に向けて準備を行っているところでございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  未同意者があるということを先ほども言っておりましたが、主な理由はどういうことですか、わかる範囲で答えてください。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 地権者、権利者の方々の移転先確保や、提示した補償金額と希望金額に開きがあることが主な理由と考えております。引き続き誠心誠意対応し、早期買収に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  国道53号の拡幅にも未同意者があると聞いておりますが、これがわかれば理由を教えてください。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 国道53号の未同意者の方については、まだ用地交渉を着手してないため、具体的な方の把握はできておりません。しかしながら、少なからずはいらっしゃるということは認識いたしております。 その原因としましては、やはり移転先や補償への不安があるものと考えております。今後は地権者、権利者の方々と綿密に協議を行い、不安解消に努め、事業の進捗を国に働きかけてまいりたいと考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  ここから先ほどの河本議員の質問とちょっとダブったりしますが、整理という意味で聞いてください。 現在の未同意者対策はもちろん、同意してくれている人たちの移転先ということも考え、現在の駐車場をどのように活用していくのか、大変重要な課題だと私は思っております。 にぎわいゾーンが問題になりました。にぎわいゾーンとして計画している場所に、例えば出店希望者が入りやすくする、少なくとも問屋さんが荷物の出し入れができるスペースは確保する、こういうことが妙案としてないでしょうか。 ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 にぎわいゾーンに出店していただくことは、往時のにぎわいを取り戻すことが目標の一つである駅周辺整備を行う上で、非常に重要なことであると考えております。にぎわいゾーンに出店していただき、長期的なにぎわいを持続できるような方策を早急に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  距離で遠いという論理もありました。しかし、この道しかない、これが動線だろうと思っております。立ち退きも含めて基本的には同意する、こういう人たちも率直に言いまして、これも論議がちょっとあったんですが、どこに移転してよいかわからん、自分ではなかなか探せないと、どこに行けばええんならと、誰に相談したら悩みが解決するんかなど、困惑している人も少なくありません。 例えばにぎわいゾーンに商店として利用できる貸し家のようなものとかを実施する、こうしたことだけでもっと現実味が帯びてきて、賛同者がふえるし、賛同している人の行き先もわかってくる、こう思えるんですが、どう思われますか。
    ○議長(川端恵美子君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(村上祐二君)  お答えいたします。 駅北口広場整備に御協力いただく方でにぎわいゾーンへの出店を希望される方が、移転により不利益をこうむることが少なくなるよう、対策を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  答弁はよろしいが、同じような理由で今のバスステーションの跡地利用、国道53号の立ち退きも含めてこれからの話し合いですけれども、しっかりと利用のあり方を検討してもらいたいというふうに思います。 市長にこの問題での最後、聞きます。 長い間いろんな計画や話があった駅前の問題です。しかし、全て実現を見なかった。それが今、事業の実現へ動きが市民の人、関係者にも具体的に見えてきたという段階です。何としてもそういう意味では駅周辺整備事業を成功させてもらいたい。これからの事業の実施へ具体的な施策のあり方、こういうことについて市長の決意があれば答えてください。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えをいたします。 地元の方々の御理解、そしてまた御協力によりまして事業が進んでおりますことに、大変感謝をいたしておるところでございます。 さまざまな課題の解決に向けた施策を実施するために、引き続き地元の方々を初め関係者の御意見をしっかりお聞きする、私自身も足を運ぶ、そういった中で平成28年度末の完成を目指すために全力で取り組んでまいろうと、このように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  次に、低空飛行問題です。 アメリカが言うように規定どおりの飛行をしていたというのであれば、津山市が調査したような実態がいつでもどこでも全国起こるということを意味していると思います。日米協定そのものを見直さなかったらだめだと、こう思いますが、市長どう思われますか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  津山市といたしましては、独自の飛行に対する調査機能を持ち合わせてないわけでございます。そういったことでございます。しかしながら、防衛省は土蔵の倒壊、そしてまた低空飛行の因果関係につきまして、ないとは明確に言いがたく、蓋然性が高いという認識を示しておりますことから、先ほども申し上げましたように、市民の安全・安心や平穏な生活環境を守る立場である津山市としては、事務レベルからではございますけれども、防衛省に対して、規定ルールの飛行から被害が生じるものであるならば、ルール自体の問題点について検討が必要である、このように申し入れを行っておるところでございます。したがって、はっきりと国に対しても物を申してくださいと、こういうことを強く申し上げておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  次を置いて、3番目に移りますけれども、低空飛行解析センターという専門家が、津山市民の目撃者証言を含めて科学的に立証した結果、地上30メートルから40メートルを飛行した、こういう結論を持っておりますけれども、その点について市長は御存じですか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  実は、先般被害者の方、そして関係者の方々とお会いする機会をいただきまして、説明を聞かせていただいたわけでございます。非常にどういいますか、科学的な根拠に基づくといいますか、非常にすばらしい形で説明をいただいたんで、私もびっくりしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  先ほども言いました、小野寺防衛大臣は、飛行機の飛んだ行程については専門家で話し合おうと言ったんです。津山に来て話し合ってもらう必要があると思うんですが、市長どう思いますか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  これまで答弁させていただいたものと繰り返しになるわけでございますけれども、津山市においては独自な調査権限がないと、こういうようなことでございます。国の調査結果につきましては尊重する立場をとっておりますけれども、補償手続に当たりましては当事者主義をとりながらも、機会を通じ被害者に対し十分な説明と適切な手続について重ねて求めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  津山に来てもらって話し合いをする、こういう機会をつくってもらいたいと言うてほしいということだけここはお願いをして、6番目ですけど、結果的にさっきも言いましたが、津山市民がうそをついているんか、アメリカがうそをついているんかがまさに真正面から問われてきたんです。日本政府及びアメリカは、飛行データ、フライトレコーダーを提示して対決すべき、こう思いますが、出すように要求してもらえませんか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  実は、私はこれまでに国やあるいはまた防衛省に対しまして、地域の住民の不安の解消、安全確保のために、低空飛行訓練の中止を要請してきたところでございます。津山市におきましては、独自の飛行に対する調査機能を、先ほどから言っておりますけれども持ち合わせていないことから、国の調査結果について尊重する立場というのもおかしいんですけれども、そういうことでございますけれども、現状の課題の一つとして、先ほども申し上げましたように規定ルールの飛行から被害が生ずるものであるならば、ルール自体の問題点について検討が必要ということにつきましては、市長といたしまして国に申し入れたいと、私自身は津山でいろいろと証言をしてくださった方々がうそは言ってないと、このように理解をいたしておるところでございます。 以上です。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  結局アメリカは、フライトレコーダーが絶対にあるんですけど出そうとせずに、協定どおり飛んだ、300メートル上を飛んだと言よんです。これでは困る。ぜひよろしくお願いしたいと思います。 さて、話が変わりますが、岡山県真庭市の湯原ダム上空を、この間5月30日午前10時26分ごろ、米軍の戦闘機が低空で西へ飛び去った。ちょうど真庭市は、旭川荘真庭地域センターの開設式典の真っただ中。市長や副市長、多くの市民、市会議員の目の前を米軍機が低く飛んだ。テープカット直前だったようで、しばらくとまったんですね。見えたのは1機。すぐ後から爆音が響いて、2機だった、こういう事態が起こりました。真庭市の関係者は、2機から4機ぐらい飛んだという話もあります。 こうした情報は市長、得ておりますか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  実は、その情報については聞き及んでございませんでした。しかしながら、議員からの質問通告を受けまして真庭市へ問い合わせをして、米軍機の飛行を確認したと、こういうことでございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  真庭市長は、近隣の自治体の連帯を視野に入れて、何とかしたいと、こう言われておるようです。雷10個落ちたような音だった、最低安全高度はどうなっているんか、市民の安全を図りたいなどと同時に語っておられます。津山市が音頭をとって周辺と共同の運動はできないか、お聞きいたします。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  低空飛行目撃情報に対する岡山県からの確認情報につきましては、米軍機の場合、飛行事実の有無のみでございます。市民の安全・安心や平穏な生活環境を守る立場から、これまでも事務レベルではございますけれども、飛行に関して詳しい情報が可能となるよう、県からの働きかけをお願いをいたしておるところでございますけれども、あわせまして県内自治体が米軍の低空飛行訓練の状況の情報を共有する体制につきましてもお願いをしたいと、このように考えておるところでございます。 いずれにいたしましても、こういった事実があるようでございましたら、連絡体制というものも必要だと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  宮地市長が音頭をとりながら真庭市長らとよく話し合って、周辺地域の連帯ということを、県に任すんじゃなしにやってもらいたいということをお願いしときます。 さて、次のならぬことに移ります。 ふれんずについての答弁がありました。完納すべき期限は過ぎとんですけれども、まだ完納してないと、こういうことのようです。ふれんず北園は倒産をしております。法人の名称、代表者もかわっていると思われますが、どういう形でどちらが払っておりますか、答えてください。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  当時の事業所は取り消し処分となり、事業廃止をしております。返還金は、事業所を運営をしておりましたNPO法人に対して返還命令を行っているもので、このNPO法人が返還をしているものでございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  NPO法人も障害者サービス事業所も、2つともさっきも言いました神田栄作氏が代表者を務めていたわけです。この約110万円は何に使用したと当時言われておりましたか。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  処分を行いました県、それから当時市の担当職員に確認をいたしましたけれども、調査の内容につきましては、これは不正請求に関することの調査でありまして、その使途については調査対象外ということのため、聞き取り調査を行っておりません。 なお、平成23年5月31日の取り消し処分の翌日、平成23年6月1日付で分割による返還計画が提出をされております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  ちょっと調査がおかしいと言っておきます。ようマスコミで言うでしょう、何々に使うて使い込んだとよう書いとりますがな。それが言えれんというのはおかしいと思うということだけ言っておきます。 さて、運営をしていたNPO法人が払っとるということですが、問題を起こしたときの代表者は全く責任とらんでもええんですか。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  市といたしましては、事業所を運営していた法人に対しまして返還を命ずるものでございまして、個人の責任というものは、これは法人内の問題と考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  言われていることがわからなくはないんですけれども、不正請求をしたり、事業所の許可を取り消されたり、当時の責任者というのは何の後始末もせえでもええんですかといって、別の角度で聞いてみます。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  当時事業所を運営しておりました法人につきましては、代表者の交代もありました。また、当時の事業所は事業廃止をしており、不正請求に関しましては運営事業者であるNPO法人に対しまして、加算金を含めた返還を命じているものでございます。この法人が経営、返還のほうも行っておりますので、法人としては一定の責任を履行していただいているというふうに考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  3の3に行きますけれども、言われている意味はさっき言ったようにわからんことはないですが、保証人のようなことにも責任者はなってないんですか。普通保証人ぐらいにはなると思うんですけど。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  法人に対しまして理事長が多大な責任があるということは思いますけれども、市としては個人を対象とした責任の追及はできないため、あくまでも法人に対しての返還命令を行っているというものでございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  では、新しい法人も同じように障害福祉サービスなどの給付金で運営が行われていると思いますが、その国、県、市の給付金の中に、過去悪いことをしたお金を支払いなさいという給付金があるんですか。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  障害福祉のサービスの給付費につきましては、利用者のサービス利用に応じた費用でございまして、それ以外のものは入ってございません。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  入ってないとすれば、どこから払よんですか、答えてください。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  どうやって支払いをされるのか、それから資金繰りとかということにつきましては、私どもが調べるという状況ではございません。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  調査できないということですが、おかしい答弁だと言っておきます。 先ほどの答弁で、障害者のサービスに応じた費用しかないと答弁がありました。とすれば、法人の名前で支払ってもらっているわけですから、公金の使用として法人全体の指導、調査、法人への定期立ち入りなどやっているんじゃないんですか。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  市におきましては、サービス利用を希望をする市民、それから事業所における利用の調整、サービスの内容に関する申し立ての聞き取り等は行っておりますけれども、NPO法人やサービス事業者に対します運営全体の指導、監査等の権限は岡山県にございまして、県が指導、調査するものでございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  これもちょっとおかしいんですね。当時事件が起こった当時、県の指導で津山市が支払い命令を出して、津山市がお金を受け取れと言われたんでしょうがな。だったら調査もせにゃいけませんがな。岡山県が調査するけど、うちはお金だけ取り行くんじゃじゃあいけんでしょうが。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  不正請求をされました給付費につきましては、事業所への支払い者が市であるがために、市が返還を求めているものでございます。事業所の運営全体に対する調査、聞き取り、それから命令や指定の取り消しなどの権限は県にあるということで申しましたけれども、市におきましてはこの不正行為に関する県への報告義務がございます。それからまた、県が実施する聴聞等への立会も行うということになっております。 ですので、今後とも県との連携を十分とりながら対応してまいらなければならないと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  内容は明らかにならないということですから、失礼ですけど、新たな公金横領、不正使用の可能性はないんですか。 ○議長(川端恵美子君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(井上純輔君)  そのようなことがないように、十分にチェック体制を整えてチェックに努めておるところでございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  ちょっとそれ置いとって、次の生コンの関係に移ります。 津山市と直接の取引がないからという答弁です。岡山県及び津山市が使用を承認して、津山の公共事業に使用するという点では、直接の請負と解するべきではないかと私は思うんですが、どうですか。 ○議長(川端恵美子君)  財政部長。 ◎財政部長(山本倫史君)  本市が使用を承認したということをもって、本市とその会社との間に取引関係があるとはみなせないと考えております。また、本市発注工事の受注者がこの会社の生コンを使用するという事実が、本市と間接的な取引関係を想起させるとしても、先ほど申し上げましたように、本市と直接の取引関係がない以上、直接の請負と解することはできないというふうに考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  地方自治法92条の2の逐条解説では、関係する請負に関する事業予算決議に関与することによって、直接、間接に事務執行に関与するものである以上、議会運営の公正を保障し、事務の執行の適正を確保するために、地方公共団体との間において請負関係に立つことを禁止するものである。経済的ないし営利的な取引関係に立つとすれば、公正さを確保することは困難というおそれがある。こういう意見もあるようですが、どう思われますか。 ○議長(川端恵美子君)  財政部長。 ◎財政部長(山本倫史君)  地方自治法92条の2の請負の解釈については、同規定の趣旨から、本来の意味の請負のみならず、広く業務として行われる経済的ないし営利的な取引契約を全て含むものとされております。 しかし一方で、下請負については、地方自治法の逐条解説によりますと、実質上それが元請負と異ならない、単に名目を下請負ということにしたにすぎないというような場合等を除いては、地方自治法92条の2の請負には含まれないとされており、本件の場合においても、本市が使用承認している生コンの中から、受注者が施工場所や使用量、供給体制、価格などを総合的に勘案して当該工事に使用する生コンを決定しますので、請負には当たらないというふうに考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  ちょっと1つ飛んで、また3番目に行きますが、長谷生コンの場合は、品質管理監査合格証についてですけれども、岡山県生コンクリート品質管理監査会議が実施した立入検査の結果、適合した合格証、いわゆるマル適マークと言われるものですが、これが必要だとよく言われますが、長谷生コンにはないと言われますが、実態はどうですか。 ○議長(川端恵美子君)  財政部長。 ◎財政部長(山本倫史君)  御指摘のとおり、長谷生コンには品質管理監査合格証、いわゆるマル適マークは交付されていませんが、JIS認証工場で、品質管理責任者が常駐して配合設計及び品質管理等が適正に実施できる工場ということで、使用を承認しております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  いわゆるマル適は交付されていないということですが、確かにねばならない規定ではないとしても、何のためにマル適マークというのはあるんですか。 ○議長(川端恵美子君)  財政部長。 ◎財政部長(山本倫史君)  品質管理監査制度は、業界みずからが購入者からの信頼性を高めることを目的として、品質管理の透明性及び公平性を確保するために、産学官の体制から成る第三者機関による監査を実施しているものでございます。したがいまして、先ほど申し上げた条件を満たした上で、さらにみずからを律することで、より信頼性を確保していると理解しております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  どうも形だけの世の中なんですねという嘆きですよ、これはね。 ちょっと次に6番ですけれども、日本原基地に関係するいわゆる基地対策の公共事業は、年間どの程度の予算で組まれておりますか、教えてください。 ○議長(川端恵美子君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(植月優君)  年間の工事請負費で申し上げますと、24年度は1億4,417万円、25年度は2億6,374万3,000円でありまして、26年度は3億2,893万3,000円を予定しております。 以上です。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  その工事はどこで、誰が決めるんですか。 ○議長(川端恵美子君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(植月優君)  広戸地区演習場対策委員会からの要望を津山市が取りまとめまして、津山市で検討の上、中国四国防衛局へ事業採択の要望を上げます。その後、防衛省が決定をいたします。また、事業によりましては、津山市側から演習場周辺対策事業の採択対象となり有利と判断した場合は、津山市より委員会に報告をいたしまして、防衛省に要望を上げる場合もございます。 以上です。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  いろんなケースがあるようですけれども、経過から見て、この工事は自分らの工事だという意識が関係住民の中にあるとよく耳にしますが、実態はどうなんでしょうか。 ○議長(川端恵美子君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(植月優君)  地元では、自分たちが要望した事業という思いはあると思いますが、工事の発注や進め方も他の事業と同様に事務を進めており、御指摘のような認識が生じないよう対応してまいりたいと考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  ちょっと変わったことを聞きますが、どこまでの地域を基地対策事業の範囲とするかにもよると思いますが、年々狭い地域で何億円もの事業費が投入されていく。基地はあり続けると思いますが、どこまで地域からの要望が続きますか。最後はないんですか、この事業は。
    ○議長(川端恵美子君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(植月優君)  演習場使用に伴いまして、今後も住民の理解と協力を得るべく、法律に基づいて必要な措置を講ずる必要があると考えております。 以上です。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  実は、御存じない方もあるかと思いますが、大方の方は御存じのことです。かつて同和対策事業というのが大規模に行われていた時期がありました。特別措置法までつくらせた当時の民間運動団体との関係で、この事業は私らのものと、差別の代償とまで言われ、運動団体の思いのままの行政スタイルが全国を制覇していた時期があります。 私は、市会議員になって、運動団体の責任者にもなって、そうした民間と公共事業との関係を絶対に整理しなくてはいけん、完全に行政がやるんだという考え、大げさに言えば命がけで是正措置を求めて今日まで来ました。特別措置法が終わるころには、限りなく特別対策はゼロにする、何とか普通のことをして扱われるようになっていきたい。 基地対策の事業も私は同じようなことが言えると思うんです。行政は、基地の名前がついても、行政のものなんですからきっちりとする必要があると思いますが、どう思われますか、市長。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  基地対策の事業につきましては、地元の生活環境への影響などもあることから、ある程度の考慮は必要と、このようにも考えております。 しかしながら、地元の思いのままで事業が進むようなことがあってはなりません。地元の御意見をお伺いしながらも、行政が主体性を持って事業に取り組んでまいらなければならないと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  さて、先ほどちょっと置いときました公共事業と議員の関係についてお尋ねします。 御承知のように、5月27日に広島府中市の府中市議会議員政治倫理条例をめぐっての判決で、最高裁がそれまでの私たちの常識を覆す判決を出したことは御存じですか。 ○議長(川端恵美子君)  副市長。 ◎副市長(大下順正君)  御指摘のありました府中市の訴訟についてでございますが、市会議員の2親等以内の親族が経営する企業と市との契約を制限した同市の条例の違法性等が争われた事案でありまして、このたびの判決の中で、その条例の規定が議員の議員活動の自由、それから規制の対象企業の経済活動の自由を保障した憲法の規定に違反しないとの判断が最高裁でなされたということは、承知いたしております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  この判決は何が画期的かといいますと、今まで議員の兼職、兼業禁止との関係では、直接議員本人でない場合は法に抵触せんと、こういう概念できたんです。そしてもう一つは、直接の契約でない場合、下請、孫請は法に抵触せんと、こうされた、これが答弁にもあった行政実例、24年から使われてきた論法なんですね。これが覆されたんです。どう思いますか。 ○議長(川端恵美子君)  副市長。 ◎副市長(大下順正君)  この訴訟の中で争われたものは、あくまで市会議員の2親等以内の親族が経営する企業と市との契約を制約することの違法性でありまして、この最高裁の判断をもって、地方自治法92条の2の議員の兼職禁止規定の対象に、下請やあるいは孫請の企業まで含まれないとの解釈の変更が行われたとまでは言えないのではないかと、このように考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  そうは言えないという答弁です。確かに直ちにということにはならないかもしれません。しかし、先ほど言いました行政実例でずっときたのは、直接でなかったらええんだ、下請、孫請だったらええんじゃと、こういうことを論法として2つが使われてきたんですよ。議員が直接ではないからええんだと、これが最高裁が違法ではあるというふうに形が変わってきたんです。 すなわち、社会の流れが今全部形式化されてしまったといって私も言っとんじゃないんですよ。最高裁が議員の2親等まではいけんという意味の判決を出したということは、直接の請負、すなわち下請、孫請もいけんという可能性の世の中をつくり出す、こういう社会に入ったと思うべきではないかと、こういうふうに思っておるんですけど、どうですか。 ○議長(川端恵美子君)  副市長。 ◎副市長(大下順正君)  御指摘のように、最高裁は府中市の倫理条例の規定の趣旨、それから目的の正当性、その目的のための制約の程度の妥当性などを認めた上で、条例の規定が法に反しないと判断したものでございます。法律の規定以上の規制を設ける場合の議会の条例制定等の範囲について、一定の目安を示したものと、このように理解いたしております。 この判断が直ちに法令に反映されるかどうかわかりませんが、今後の動向につきましては注視をしてまいりたい、このように考えております。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  ちょっと置いときまして、後で市長とちょっと論議をしてみたいと思うんです。 全く変なことを聞きますが、変わったことです。かつて市会議員の市民税滞納問題で聞きました。ならぬこととして質問してきました。市長は残念ですが100%になっていない、こういう答弁だったんです。その後、今日どうなっておりますか、答えてください。 ○議長(川端恵美子君)  財政部参与。 ◎財政部参与(政岡大介君)  この件につきましては、平成24年6月議会及び9月議会で同様の質問に対して答弁をいたしましたとおり、税当局は特定の範囲内での滞納者の有無等につきまして回答することは適当でないと判断しておりますので、回答できませんことを御理解ください。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  あと8分、市長、ちょっと幾つか残ったものを整理して質問いたします。 まず、駅前の問題ですけれども、今津屋橋から真っすぐ南へ抜ける市営駐車場への道、西側の三角地帯、全く手つかずで残ります。古いたたずまいが今のまま残るわけです。何とかすべきと思いませんか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えいたします。 市民や観光客の皆様がにぎわいを感じていただけるよう、駅北口広場やにぎわいゾーンの整備に鋭意取り組んでまいろうと思っております。駅のにぎわいの波及効果によりまして、民間によるいわゆる三角地における整備への意欲が高まることを期待をいたしております。 いずれにいたしましても、平成28年度末の完成に向けまして全力で取り組むことが最優先であると、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  同じように、今津屋橋から津山駅へ国道53号線吉井川方面、手つかずであります。駅の真ん前にある高いビルを含めて、今のままの景観が残ります。何とかすべきだという思いがあるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  駅の北口広場整備と国道整備は、景観に配慮したデザインといたしております。この効果によりまして、民間による整備が進められることを期待をいたしておるところでございます。 本市といたしましても、広域バスセンター跡地を含む駅周辺の一体的な整備活用が重要であると考えておりまして、関係者の皆様方の御意見をお聞きしながら整備を進めてまいろうと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  いろいろとこの問題ではいろんな議員さんが言われます。きょうも河本議員も言われました。私も同じようなことをやあやあ言っているんです。 今の駅前の駐車場は、もともとは駐車場ではなかったという概念だけはきっちりと生かすべきだと私は思いますよ。駐車場をゼロにせえと言よんじゃないんです。にぎわいゾーンをどうつくっていくのか、にぎわいゾーンに入ってくる各商店の方々の駐車場をどう確保するのか、駅を使う利用者の駐車場をどう確保するのか、これらを含めて検討してもらいたい。 さらに、バスステーションの跡地利用。にぎわいゾーンにするのもいいと思います。しかし、53号で立ち退く人々の立ち退き先にも関係してくる、このようにも思っております。これらをぜひ整理してもらいたい、こういうふうに言っておきます。 さて、ならぬことに移ります。 ならぬことのまず障害者施設の不正請求事件です。NPOにはいろんな歳入があるということは私も承知して、理解もしております。どのお金が不正請求の支払いに使われているかは、ぜひ明確にしてほしい。 なぜかといいますと、明確にしないと困るわけです。不正請求した施設の責任者が、私は責任を持って支払うべきだと思っております。そうなってきますと、この方は名前も言いましたからおわかりです、現在市会議員になられておるわけです。今度は公選法との関係が出てきて、仮に寄附という形でNPOが集めて支払っておるとすれば、議員を辞職する、こういうことにまで結びついていくわけです。この点を含めて、どうしても何のお金でNPOが払っとるか明らかにすべきだと思うんです。いかがですか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  現在、返還義務のあるNPO法人の代表者は市議会議員ではございませんけれども、各種法令に抵触しない形で給付費を返還いただくべきものと、このように考えております。 以上です。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  確かに現在代表者でないのはわかっとんです。しかし、事件を起こしたときの代表者が責任をとるべきだという立場から考えてもらいたいと言っとんです。私はとるべきだと思っておりますよ、個人的には。そうならんといけんでしょう。あとは他人がとりなさいというようなことにはならんと思っとるから聞いておるんです。 だとすればこういう問題が起こるから、気をつけてください。そのためには何のお金が使われて払っとるかということを調べんといけんと、こう言っとんですから、これは一応指摘だけにしておきます。 さてもう一つ、ならぬことの課題、公共事業の生コンの使用と市会議員の立場の問題です。 県が長谷生コンの許可を出し、市長もこれに準じて許可を出した。ところが、マル適マークの許可はないということです。このことで県などにどうなっておるのか問い合わせたようなことはありますか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  使用の承認につきましては、担当部署が県と協議をいたしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  担当部局に聞きたいところであります。長谷生コンはいわゆるマル適マークはないということです。県が許可をする、市もそれに準ずるということになると思うんですけど、市長、部署のことは別として、おかしいという感じはありませんか、マル適がないんですから。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  市発注の工事の使用する生コンクリートにつきましては、県の生コンクリート使用要領に基づいて取り扱っておるところでございます。県が品質などの条件を満たしているとして使用を承認したものを、市が使用を承認しないという判断はなかなか難しいと、このように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  確かにそうです。そのことに間違いないんですが、私はやっぱりマル適を必要だとしたからには、これも許可条件の中に入れとくべきではないかという思いが強いわけです。どうでもええんだったら、そんなことをせえでもええんですから。マル適を持ったところと持ってないところがあるのは事実なんですね。私には納得いくもんじゃないと申しときます。 次の問題ですが、さて議員の兼職規定のことです。3月議会で口ききではないという答弁をいただきました。私は、口ききか兼職規定か何かよくわからないままですけれども、何にもないというのが合点がいかんということをずっと言い続けておるわけです。市会議員が公共事業に関係する商売の代理店を経営する、すなわち公共事業を通じて請負は直接ではないとしても、利益を得るという行為がそこにはあると思うんです。そういう意味では、直接的に利益を得ておると言わないけんと思うんです。どう思われますか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  3月議会でもお答えをいたしておりますけれども、口ききに当たるかどうか、これは一概に断定がなかなか難しいということでございまして、ただ議員が市民に疑念を抱かれるような行為はすべきではないと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  もう一度聞きます。公共事業を通じて当該自治体の議員、予算を審議しとる議員、直接的あるいは間接的にそこの事業から利益を得るという行為は、まさにあってはならない行為、ならぬ行為と思いますが、どう思われますか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  繰り返しになりますけれども、法律的な問題はないにいたしましても、私は端的に言いますと、政治的、また道義的に問題があるというふうに理解をいたしております。市民に疑念を抱かれるような行為はすべきでないと、このように考えます。 以上です。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  こちらも重ねてお尋ねするんですけれども、先ほどから問題にしております広島県府中市の議員政治倫理規定との関係で、最高裁の差し戻し判決に関係してですけれども、議員の兼業規定については、先ほども言いました昭和27年から行政実例として2つのことが言われてきたわけです。1つは、議員が当該地方公共団体に請け負う契約をする場合は、下請は含まないという言い方です。もう一つの言い方は、普通地方公共団体の議員の配偶者や子弟が請け負うことは何ら差し支えない、この2つが27年から行政実例で言われてきたんです。 しかし、今回最高裁判所は、議会がつくった倫理規定という条例の中ではありますけれども、市議会議員の2親等以内の親族が経営する企業が結んだ場合、兼業禁止になるという方向を明らかに打ち出したんです。最高裁ですよ、これは。画期的な、今までの我々の常識を覆させてしまったんです。 この判決は2親等ということは、全国の自治体がやがて対応せざるを得ない時期が来る、2親等はいけんということになるんです。今言われているように、本人でなかったらええけんというて、2親等の名前を使った会社がたくさん出てきた。こういうものをどうもという声の中から、こういう社会が生まれたと私は理解をしておるんです。 今回の長谷生コンで問題にしております直接の請負でない、元請でないからええんだというこういう論理も、やがては下請、孫請にも行政実例から見ておかしいというような世の中になっていく、すなわち常識が破られるという判決の課題なんです。今までの常識を変えたんです。 どういうふうにしてこれらを整理していくのか、すなわち根本は公共事業から当該地方自治体の議員が利潤を得るようなことがあってはならない、この大原則が生かされつつある、こういうふうに思うんですけれども、そういう社会が来たと私は思っとんです。市長どう思いますか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  議員が先ほど指摘をされました下請あるいは孫請への関与についての法的な考え方と、そして私の考え方は先ほど述べたとおりでございます。 議員のほうが非常に力を入れて、非常に画期的な時代になったと、こういうような御指摘でございます。私もいろんな思いがあるわけでございますけれども、議会の皆さん方におきましてこの問題については議論をしていただく問題でもあると、こういうことでひとつ御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  言葉を返すようですが、府中市は議会が倫理条例をつくったんです。それをつかまえて市長は、ここで津山市は倫理条例つくりましたから、残念ですがこのことがまだ明らかになってなかって、それほど詳しく書いてないですけれども、1つ提案ですよ。議会は、全国の議会は府中市が先陣を切ったんじゃから、行政当局で津山市が先陣切ったらどうですか。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  ただいまの御指摘でございますけれども、よく考えてみたいと思います。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  ぜひ宮地さんらしさ、ならぬことはならぬと称したあなたの責任で、全国に先駆けて津山市が下請、孫請はいけんという規定をつくってください。お願いしときます。 最後、もう時間がありません、残っております。市長はかつて、市民税市会議員100%になってないという答弁したんですよ。さっきの答弁では納得いかんのですよ。そがいなメモを渡さんでもええんじゃ。市長が思うように答えてくださいよ。100%になっとんかなってないんか。この答弁を聞いて、事によったら再質問、事によったら終わります。あと4秒残りましたから。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  答弁をさせていただきたいと思います。 実は、本当に私はもう腹が立ってかなわんのです。この話がずっと出とるということ、このことに対してもう腹が立ってかなわん、もう汗が出よんです。本当になぜこういうことになっとるのかと、こういうようなことでございます。 今議会の冒頭、議員の提案によりまして倫理に関する条例が可決をされました。この条例によりますと、毎年7月の末までに議長に対して市税の完納証明を提出するということになっておるということでございます。 このことについては、もういろんなことが言いたい部分もあるんですけれども、先ほど財政部の参与が申し上げましたようなことでございまして、これにつきましてはひとつ議会での御確認といいますか、そういったことをお願いできたらと、このように思います。 以上です。 ○議長(川端恵美子君)  28番、末永議員。 ◆28番(末永弘之君)  あと4秒ですからね。市長ね、1回100%でないと答えたあなたが何という答えならな、それは。100%が続いとんか続いてないんかということを聞きょんですから、すぱっと答えてください。そうせんとおかしいでしょう。かつて100%でないと言うたんじゃけん、遠慮することはない、言うてくださいね。これで終わります。答えをもらわにゃいけんので。 ○議長(川端恵美子君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  確かに私は、100%でないということはこの議場で申し上げたところでございます。しかし、その後いろんな問題が出てきたんです。 それで、そういう中であえてきょうのような答弁をさせていただいとると、こういうことでございますので、ひとつ御理解をいただきたいと思います。 ○議長(川端恵美子君)  以上で28番、末永弘之議員の質問を終わります。 以上で通告による質問、質疑は終わりました。 これをもって質問、質疑は終結といたします。 ただいま議題となっております諸議案の審査につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。 △日程第2  議案第15号「工事請負契約について」 ○議長(川端恵美子君)  次に、日程第2に入り、議案第15号「工事請負契約について」を上程議題といたします。 この際、市長から提案理由の説明を求めます。 市長、登壇。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 それでは、ただいま上程をされました議案につきまして御説明を申し上げます。 議案第15号「工事請負契約について」につきましては、弥生小学校耐震改修建築工事について工事請負契約を締結するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いいたすものでございます。 以上、何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。〔降壇〕 ○議長(川端恵美子君)  提案理由の説明はただいまお聞きのとおりであります。 質疑の通告がございませんので、ただいま議題となっております議案の審査につきましては、所管の常任委員会に付託をいたします。 なお、議案第1号から議案第14号までの14件及び報告第1号及びただいま議題となっております議案第15号の審査付託表は、お手元に配付のとおりであります。 △日程第3  請願第1号~請願第5号 ○議長(川端恵美子君)  次に、日程第3に入り、請願第1号から第5号までの5件を一括上程議題といたします。 これらの請願書は、去る6月9日の会議の際に配付いたしておりますとおりであります。 ただいま議題となっております請願5件の審査は、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 審査付託表は、お手元に配付のとおりであります。 なお、審査付託表に、議案、報告及び請願をあわせて記載しておりますので、御了承をお願いいたします。 これをもちまして本日の日程は終了いたしました。 運営予定に従い、6月16日から18日までは委員会審査とし、お手元に配付いたしております各委員長の招集通知によって審査をお願いいたします。 6月14日、15日及び19日から23日までは休会とし、次の会議は来る6月24日午前10時から議会運営委員会、11時から全員協議会、午後1時から本会議を開きます。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承をお願いいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。                                   午後0時05分 散会...